東京整体学校のすいなブログ 12経脈と推拿の使い方
2023/05/20
十二経脈流注(るちゅう)のサイクル
*東洋医学には独特の用語がありますのでまず、読み方を覚えましょう
経絡とは経脈(けいみゃく)と絡脈(らくみゃく)を総称した呼び方です。
経脈は身体を上下に走り、絡脈は横または斜めに走っています。
通常は「経脈」で施術します。
経脈は12本あり、経穴(けいけつ=つぼ(氣の出入り口)が多く、身体を縦に(上から下、下から上)走っています。
任脈(にんみゃく)と督脈(とくみゃく)を併せて14経脈と呼ばれます。
12経脈の呼び方とサイクル
① 太陰肺経(手) - たいいん はいけい
↓
② 陽明大腸経(手) - ようめい だいちょうけい
↓
③ 陽明胃経(足) - ようめい いけい
↓
④ 太陰脾経(足) - たいいん ひけい
↓
⑤ 少陰心経(手) - しょういん しんけい
↓
⑥ 太陽小腸経(手) - たいよう しょうちょうけい
↓
⑦ 太陽膀胱経(足) - たいよう ぼうこうけい
↓
⑧ 少陰腎経(足) - しょういん じんけい
↓
⑨ 厥陰心包経(手) - けついん しんぽうけい
↓
⑩ 少陽三焦経(手) - しょうよう さんしょうけい
↓
⑪ 少陽胆経(足) - しょうよう たんけい
↓
⑫ 厥陰肝経(足) - けついん かんけい ↓① 太陰肺経へ戻る
12経脈の氣血流注は手の太陰肺経から足の厥陰肝経までをひとつのサイクルとしています。
経 穴
経絡と経穴
経絡は、体内では五臓か六腑に属し、体表では骨格、関節、筋肉および皮膚に絡んでいます。
経穴を通じて生理機能や病理変化を表しているので経絡と経穴は一体となって身体を巡っています。
経穴の概念
経穴とは身体の臓腑経絡の氣が出入りする身体の表面のある特定の部位のことです。
経穴は腧穴(ゆけつ)ともよばれています。
経穴は人体の生理機能、病理変化が体表のある特定の部位に表れる敏感点および反応点、施術の刺激点とされています。
一般的に十二経脈と督脈、任脈に属する経穴を指し、WHO国際標準で英語表記、経穴順序を定め、経穴数361と定められました。
経穴と陰陽五行
経穴は陰陽五行理論と理論的に体系化されています。
陰 五臓 = 肝臓、心臓、脾臓、肺臓、腎臓 = “臓”が付くので「陰臓」いんぞう
陽 六腑 = 胆 、小腸、胃 、大腸、膀胱 = “腑”がつくので「陽腑」ようふ
五行との関係
五行 木 火 土 金 水
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五兪穴 井 営 兪 経 合
呼び方は せいもく、えいか、ゆど、けいごん、ごうすい と呼び、
12経脈にそれぞれ必ず存在して、五兪穴と称しています。
2.すいなの使い方と効用
東洋医学の陰陽五行と経絡理論に基づいて施術をする
すいなの手技は
経絡に沿って手のひら、指を使って軽く擦る、つかむ、もむ、軽く叩く、圧迫する等
皮膚からの刺激を通じて、局所及び全身の機能を調整し、病原要素を除去する作用がある
「すいな」の最大の特徴-自律神経に作用して、体の機能を整える
すいなの特徴とメリット
・副交感神経を優位にする
・体機能の調節、
・活血散雄瘀(かつけつさんお)=血流を良くする、
・体質の増強、鎮痛、
・筋肉など軟部組織を正常な状態に戻す、
・ストレス解消
・恒常性 (体がいつも健康でいようとする力)=ホメオスタシスを保つ
禁忌事項 - やってはいけないこと
「すいな」は日本で医療として認められていないいので“医療用語や症状名”を使ってはいけません。
整体は血流を良くすることと神経に作用する手技です。
病気は血の流れによって繁殖することが多いので整体は禁忌とされています。
また、筋肉や骨に直接アプローチしますので骨の病気も禁忌です。
推拿療法に限らず整体の仕事に関わる方は問診で症状をお客様に必ず確認する必要があります。
禁忌の症状
悪性腫瘍、敗血症、結核、精神病、血管神経損傷を起こし得る者(てんかん等)
極度に疲労した者、
皮膚病の者、
骨粗しょう症、
椎間板ヘルニア
酒に酔っている者
妊婦および生理期間の女性は控えたほうがよい
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東京すいなアカデミー
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