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氣・血・津液

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東京整体学校のすいなブログ 人体の生命活動のための重要な物質 氣・血・津液

東京整体学校のすいなブログ 人体の生命活動のための重要な物質 氣・血・津液

2023/05/14

気・血・津液

 

東洋医学では氣・血・津液は人体の生命活動を維持するための重要な物質である、としています。

これらは互いに強調し合って、臓腑、経絡を機能させるための基礎物質であり、重要な位置を占めています。

 

 

氣の概念

 

宇宙に存在するすべての事物を自らの運動、変化によって創出する基礎的な要素であり、人体の生命活動において高い活動性をもった精微な物質で、「昇・降・出・入」の活動によって絶えず動いて全身をめぐっています。

 

*東京すいなでは、身体の機能を司るエネルギーと考えています。

 

血(けつ)の概念

 

血液のことです。

人体の各臓腑、組織、器官を潤して、人体に不可欠な栄養物質です。

 

津液(しんえき)の概念

 

体内の血液以外の各種の液体の総称で、唾液、涙、鼻水、汗、尿なども含まれます。

 

臓腑の異常は津液の生成、輸布、排泄に影響を与え、臓腑の機能に影響を及ぼします。

特に重要なのは肺、脾、腎の3臓といわれています。

 

 

 

氣の分類

 

  • 元気
    (げんき):父母の血を受け継いだ先天の氣のことで、原氣、真氣、生氣とも
          呼ばれ生命活動の原動力で、人体の氣の中でも最も重要なもの
          です。
          元気は全身に分布して臓腑から皮膚にいたるまでいきわたって
          います。
          元気が充実すれば臓腑の機能が旺盛になりますます健康になって
          いきます。
          元気が不足すると臓腑の機能が衰え、様々な病を発生するように
          なります。

        

  • 宗氣 :  肺によって吸入された自然の大気と脾胃によって運化吸収された
          飲食物の胸中に集められます。

    (そうき) 宗氣は肺の呼吸作用と心血の運行を推動する機能と、視る、
          聴く、  話す、動くという身体機能
    と関係があります。喉を通って
          呼吸を行い、言葉や声、呼吸の強弱と関係があり、もうひとつは心
          臓の鼓動を推進調節し、氣血の運行、身体の温涼や活動に関係して
          います。

 

  • 営氣 : 営氣とは運化吸収された飲食物の栄養物質が生成される過程において
    (えいき)血液になる前の状態のものを血液に転化させ、血管の中をめぐらせて
              全身を営養しているものです。
         営氣は生成された栄養物質を血液に吸収し、全身、五臓六腑の組織に
         栄養をいきわたらせます。

  

  • 衛氣 : 血管外を全身にわたってめぐり、皮下脂肪や筋肉を温め、皮毛を潤沢
    (えき) にし、汗腺を開閉して体温調節をはかる、などの機能があり外邪が
         侵入する場合の 第一障壁となっています。
         活動性が高く、動きが速いという性質があります。

 

 

 

 

氣の作用と運行
 

作用 :   氣は人体に重要な作用を及ぼしており、その種類によって独自の働きをもっています。
その作用は推動作用、温煦作用、防御作用、固摂作用、気化作用の5つです。

 

運行 :   人体の氣は高い活動性をもった精微な物質であり、絶えず動いて全身を巡っています。
その運動形式は氣の種類によって異なり、「昇・降・出・入」の4種です。

 

「昇・降・出・入」は人体の生命活動をシンボリックに表現したもので、
 氣の昇降出入の停止は生命活動の停止を意味します。

 

 

 

 

血(けつ)と津液(しんえき)

 

血の概念
 

血は現代医学の血液と似た概念で、飲食物の栄養物質から作られ、営氣(えき)の作用により血管の中を全身にわたって循環しているものです。

 

血の作用
 

血は全身の組織、器官に栄養分を供給し、滋潤するように働いています。

血の滋養を得ることで筋骨は強く逞しくなり、関節はスムーズに動きます。また血は精神意識活動の基礎物質であり、不足すると精神の病変となって驚悸、失眠、多夢などの不安定症状がおこりやすくなります。

 

 

津液(しんえき)の概念

 

津液とは体内における血液以外の各種の正常な水液の総称で、唾液、涙、涕(ハナミズ)、汗、尿なども含まれます。
また関節の動きを滑らかにしたり、骨髄と脳髄を滋潤しています。

津液は飲食物が胃を経て小腸から大腸に下る間に絶えず吸収され皮毛に至ります。
津液の生成・輸布・排泄は複雑で多くの臓腑の共同作業により行われていてなかでも特に重要なのは肺・脾・腎の3臓といわれています。


 

 

津液の分類

 

澄んでさらさらしたものを「津」(しん)、濁ってねっとりしたものを「液」といっています。

「津」は全身を循環し、各組織を滋潤して、体外には涙、唾、汗などとして現れます。

「液」は骨節、筋幕、頭蓋腔のなかにあって、関節の動きを滑らかにしたり脳髄を滋養しています。
 

ただしこの2つは明確に区別できないことが多く、互いに影響しあっているので「津液」と総称しています。

 

 

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