中国で４０００年間器具も道具も使わないで発達、継承されてきた治療法

 

 

へん石は東方より来たり

 

毒薬は西方より来たり

 

灸は北方より来たり

 

九鍼は南方より来たり

 

導引按摩は中央より出ず

 

 

へん石・・・体をこする石（かっさ）

毒薬　・・・後の漢方

九鍼　・・・針のこと

導引按摩・・すいな

 

 

これが中国医学のルーツです。

文献にも記されていますが中国の広い国土で、気候、風土に合わせて療法が発展しました。

 

導引按摩が現在の推拿（すいな）となりました。

 

中国医学はそれぞれの療法を研究実践しながら経絡と経穴（つぼ）を探しあてて“気”の存在を確認したのです。

そして気の乱れが病気の原因だと定義しました。

 

 

手を当てるだけで病気を治す！？

「すいな」（推拿）はもともと按摩（あんま）と呼ばれていたのですがその呼び方が「すいな」に代わっていったのです。

 

これは手技の名前を組み合わせて作られてもので按摩推拿（アンモーツイナ）と呼ばれました。

 

按　・・・　一方向に垂直に押す

摩　・・・　回す

推　・・・　一方向へ押し進む

拿　・・・　つかみあげる

 

現在でも中国政府が認めた器具も道具も使わないで発達、継承されてきた治療法なのです。

その療法が日本を始め、アジア各地に広まって“東洋医学”として発展していきました。

 

 

「すいな」の治病原理は次のようなものがあります。

 

〇　臓器器官の機能調整

〇　体質の増強

〇　痛みの軽減

〇　血液循環の改善

〇　新陳代謝の促進

〇　筋肉や関節の整復作用

〇　拘縮や癒着の軽減

〇　脊柱、骨盤の骨格強制

 

 

 

日本では医療として認められていませんが器具も道具も使わないで発達、継承されてきた治療法として「すいな」が手を当てるだけで病気を治すという優れた療法だと言えるのです。

 

西洋医学の発達は目覚ましく、機材の発達や新しい発見で現在の研究は細胞レベルにまで及び私たちの体を病気から快復してくれます。

 

一方で人間は自然の一部で宇宙の“気”というものに依存するという東洋医学にも期待が寄せられています。

日本の高名な医学博士も積極的に東洋医学を取り入れて治療に利用されています。

 

 

「すいな」は未病とリハビリの状態に使うのが原則です。

 

＊上記の医学用語は「すいな」の説明のために使用したもので医学的な効果を謳ったものではありません。

 

 

「すいな」が日本で使われている“整体”やマッサージとの違い

 

私たちが普段何気なく使っている“整体”はウィキぺディアによると
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－ここから

野口晴哉による整体操法（野口整体）が戦後有名になったことで、知られるようになった用語である。

カイロプラクティックに似た骨格の矯正（主に脊椎）を目的とした手技療法を指して使われることが多い。

脊椎・骨盤・肩甲骨・四肢（上肢・下肢）など、からだ全体の骨格や関節の歪み・ズレの矯正、骨格筋の調整などを、手足を使った手技と補助道具で行う技術およびその行為を意味しているという意見もあるが、統一された体系はない。

－ここまで
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まとめると

日本の整体はからだ全体の骨格や関節の歪み・ズレの矯正、骨格筋の調整などを、手足を使った手技と補助道具で行う技術およびその行為ということになります。

 

 

「すいな」は

 

力づくではない

手技による筋肉、骨格の調整、

経絡と経穴で“気”と血流を良くして

自律神経にも働き、

内臓機能を良くして

健康を回復する

という点が「すいな」の特徴と言えます。

 

「すいな」の最大の特徴は経絡と経穴を使って体中の気と血流を整えることです。
西洋医学でも血液は健康に最も大切なものとなっていますが、中国医学でも人体にとって最も大切なものと位置付けています。

 

 

整体は

 

いろいろな呼び方があって統一されていません。

整体、マッサージ、操体法、カイロプラクティック、スエーデンマッサージ、リンパドレナージュ、など身体にアプローチする手法について幅広く使われています。

 

注　－　マッサージという言葉は国家資格者のみ使うことが許されています

 

 

インタ－ネットの検索では“整体”というキーワードで「すいな」も含まれています。

 

最近では「すいな」というキーワードで整体が検索されますが、ことばの響きから単に「すいな」を使っていることも多いのです。

 

 

「すいな」という言葉を使っているお店も、実際には「すいな」をやっているところは多くありません。

 

最近エステのサロンで「すいな」を導入するお店が増えました。

 

 

“ぐいぐい”揉まれるのはいやだ、という方も増えています。

 

特に女性は自分の身体を大事に扱ってほしいという方が多くなりました。

 

「すいな」は力づくで揉むのではなく、筋肉の特徴を知ってほぐし、経絡で気の流れを良くするという点で女性に喜ばれるようになりました。

 

専門性が高く、肌にやさしく、細胞レベルで施術できる「すいな」はこれから貴重な存在になるでしょう。

 

 

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