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面白い東洋医学 1

面白い東洋医学 1

2021/05/18

中国医学の手技法に推拿(すいな)があります。

 

中国医学は中国で4000年以上前に発生したと言われています。

ユナニ医学(ギリシャ医学)、アーユルヴェーダ(インド医学)とともに三大医学の一つです。

 

東洋医学という言葉は中国医学がアジアに発展して新しく呼ばれたものです。

 

東洋医学は宇宙の法則に則っていると言われています。

その要因として 木・火・土・金・水(もく・か・ど・ごん・すい) というように星の名前が使われています。

そして自然の法則に則って治療を施すというのが特徴です。

太陽、月、天気、風、空気、樹木や土、水など自然にあるものすべてを人間の体に当てはめて体調を考えるというものです。

 

原始時代から体の不調に対してなされたこと ーさすったり、撫でたり、たたいたりー

こういうことを少しずつ進化させて医学として発展したと考えられています。

 

今から2000年ほど前に「黄帝内経」という書物にまとめられて中国医学の原形ができました。

それまで行われてきた医療法は内戦が頻発していたために記録として残っているものが少なく、乏しい記録や識者によって作成されました。

 

中国医学には三大古典があります。

「黄帝内径」(こうていだいけい)、「神農本草経」(しんのうほんぞうきょう)、「傷寒雑病論」(しょうかんぞうびょうろん)という書物が伝えられています。

驚くべきことに今からおよそ2000年前にはすでに物理療法・養生法・薬物療法などが一応の完成をみていました。

これがいま私たちが中国医学、東洋医学として学んでいるおおもとになっています。

 

そして鍼灸、漢方、推拿が中国の三大医療として認知され継承されてきました。

 

「へんせきは東方より来たり」・・・鉱物のような石

「毒薬は西方より来たり」  ・・・漢方薬の原形

「灸は北方より来たり」   ・・・灸

「九鍼は南方より来たり」  ・・・きゅうしん=針

「導引按摩は中央より出ず」 ・・・どういんあんま=按摩、推拿

 

広大な中国で中国の気候風土に合わせて療法が発展したのです。

この中で導引按摩がいまの推拿に置き換えられました。

 

推拿については、古代中国では「按摩(あんま)」と呼ばれていました。

按・摩・推・拿(あん・もー・すい・な)といっていまの推拿の基本となる手技の名前が使われました。

それぞれ次のような特徴があります。

 

按 ・・・ 真下へ押す

摩 ・・・ 回す

推 ・・・ 一方向へ押し進む

拿 ・・・ つかみ上げる

 

推拿はこれらの手技を体の部位に当てて症状に応じて使うのでその組み合わせでも100種類以上と言われています。

 

その推拿を学びに熱心な生徒が集まってきます。

推拿の技術といっしょに東洋医学全体、特に経絡とつぼを知りたいという生徒たちです。

 

東洋医学知れば知るほど奥が深く、面白いというのがその理由だと思います。

 

 

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