神経・血液・リンパの基礎 - 「すいな」テキスト No. 008
2019/10/30
神経の基礎
神経は体の情報収集(知覚神経・末梢神経) - 痛み、かゆみ等と
指令を出す(中枢神経) - 手を引っ込めろ、足を掻け、等がある。
知覚(感覚)神経が見る、聞く、触る、味わう、臭う(五感)感覚を脳に伝え
中枢神経(運動神経)が各部位へ - 目、耳、手足、舌、口、鼻へ脳の指令を伝える。
運動神経 :
脳、脊髄から発し、筋肉の収縮や緊張の命令を伝達する神経
脳から出る神経 12本、 脊髄から出る神経 31対(62本)
知覚神経 :
筋肉の感覚や緊張度を脳へ伝達する神経
自律神経 :
意志に関係なく反応する神経で内臓や血管などの器官を支配する
交感神経と副交感神経があり、体の内部環境を整える
血液の基礎
血液の役割
・酸素の運搬と二酸化炭素の回収 - ガス交換
・栄養補給
・老廃物の回収
・ホルモンの運搬
・細菌ウイルスへの攻撃 -白血球
- 血液の構成 - 赤血球(20%)、白血球(10%)、血小板(10%)、血漿(60%)
・赤血球 :ガス交換 = 酸素(栄養)を送り、二酸化炭素(老廃物)を回収
・白血球 :細菌ウイルスの外敵を飲み込む
・血小板 :出血したときに凝固して止血する
・血漿 :細胞に栄養を与え、ホルモンを運搬する
老廃物の回収、体温の調整、
水分、塩分、カルシウム、リンの調整
・リンパ球 :異物の働きを抑制、攻撃 - リンパ官で運搬
- 血管 -
- 動脈と静脈(約9万km)
・動脈 :
心臓から血液を送り出し、栄養を運ぶ管のこと
体の中心付近を走行して、壁が厚く弾力がある
・静脈 :
毛細血管から老廃物を回収して処理をし、心臓へ血液を戻す管
表皮知覚を走行して断面が扁平で壁は薄く、弾力はない
各所に一対の静脈弁があって下から上へ行く血流の逆流を防ぐ
静脈流は筋肉の収縮運動で下から上へ戻る
- 血圧
心臓の収縮で送り出された血液が動脈の壁に加える力の大きさ
心臓が収縮すると最大血圧となり、拡張すると最少血圧となる
精神的緊張、内臓の異常、動脈硬化、肥満、妊娠、運動量、遺伝、環境などの影響を
受けて血圧が上がる
リンパの基礎
リンパ球
リンパ球は骨髄や脾臓で作られ血液の成分として血管を通して流れ、細菌などの感染防止の必要に応じて毛細血管からにじみ出す血漿に近い液体
細胞のあいだに排出された物質代謝の最終分解産物(老廃物)、死んだ細胞や血球とそのかけら、細菌などを運ぶ
- リンパ管
毛細リンパ管は毛細静脈で回収できない老廃物を回収して合流しながら太くなり、リンパ節を作り、次第に一本となって鎖骨下静脈で血管と合流する
リンパ管はほぼ寄り添うかたちで全身に分布している
- リンパ節
リンパ管の各所に存在するリンパのろ過装置
末梢からのリンパがろ過されて病原体、異物、毒素等が取り除かれる
永久器官ではなく、退化新生を繰り返している
大きさは一様ではなく顕微鏡レベルからそら豆大まである
- リンパの異常による症状
リンパの異常はストレスや疲れで流れが停滞し、淀むことから発生する
むくみ、たるみ、肌のかさつき、肩こり、便秘、生理痛、足のむくみ、冷え性等
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