東京整体学校のすいなブログ 東京で推拿を教える整体学校3
2023/06/27
あなたはすいな(推拿)という美容法をご存知ですか?
推拿は中国発祥の整体法で健康回復や健康維持の方法として継承されてきました。
しかし健康法と同時に美容法として使われていたことは意外と知られていません。
昔は按摩と言われていたものです。
按摩は中国では床屋さんで肩をもんだり、腰を伸ばしたりして使われていましたがそれが次第に美容法として認められるようになりました。
その要因は経絡とツボを使って気血の流れを整えることによって内臓機能を良くして肌の艶やしみの発生を防ぐことに注目されていったと言われています。
現在日本でも美顔鍼では顔のつぼを使って美容法として利用されています。
なぜ美容法なのかというと、経絡とツボを使って細胞の新陳代謝を促進するからです。
皮膚は組織の下から活性化されて徐々に表面に出てきます。
そのスピードや代謝は年齢とともに遅くなっていきますが、それを早めたり、新しく再生できるのです。
クリームやオイル、機械ではできない体の中から活性化をはかるので自律神経や臓器の正常な働きと深い関係があるのです。
推拿という健康法はもともと按摩推拿(アンモウスイナ)と言われていた整体法が中国政府によって按摩と推拿に分別されたものです。
リラクゼーション系を按摩、健康、医療系を推拿と分別しました。
中国の大学病院では“推拿科”という診療機関があります。
現在日本では按摩も推拿も言葉としてポピュラーではありません。
江戸時代に盛んだった按摩は昭和の中頃まで使われていましたが次第に消えていって今では知る人も少なくなって「整体」という言葉に代わっていきました。
「整体」という言い方は当初は純粋に関節をゆるめたり、ストレッチで“体を整える”手段として使われていましたが、少しずつ拡大解釈や都合のいい解釈をされて健康や美容業界で使われるようになりました。
そこに目を付けて使われ始めたのが「すいな」という言葉です。
現在は整体サロンやエステ、アロマサロンでも「すいな」と謳っているところが増えましたが実際にどういう技術か、どんな効果があるのかは不明です。
中国整体という言い方もあいまいで正しくありません。所謂「名ばかりすいな」です。
「すいなサロン」として営業されているところもありますがその数は多くありません。
また、推拿を教えている学校も大変少ないです。
東洋医学を教える学校でも「すいな」とは言っていません
その原因は「推拿」の定義が出来ていないからだと思います。
「すいな」はやる人の数だけ技術があると言われます。
基本的な技術は同じでも使っていくうちに変化していってその技術者のやり方に変わっていくので、統一された技術書というのはありません。
私は中国天津薬大学の推拿を東京の整体学校で習いました。
卒業後は日本在住の中国の先生方が出版された「すいな」の解説書やDVDを参考にさせていただいていますが偶然にも皆さん中国天津薬大学のご出身で私が習得した考え方と手技法が良く似ています。
北京や上海の推拿もあるようですがどれが正しいということではなく、自分で習った手技法に磨きをかけることが大切だと思います。
さて、人の数ほどやり方がある、と言いましたが基本になることは当然あります。
それは中国医学の基本です。
中国医学の基本は、陰陽五行、経絡と経穴、気血水という考え方です。
推拿は鍼や漢方と並んで中国医学の3本柱のひとつです。
これから「推拿」はなぜ美容にいいのか説明していきます。
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