安全、確実な技術と、相手（お客様）を思いやる気持ち

東京すいなアカデミーには、整体を学んで技術の幅を広げたい柔道整復師の先生、工業系の会社を辞めて新しい道を求めて入学された２１歳の青年、医者でも整体でも良くならない首の痛みの改善を図るのと同時に自分の技術として身につけて行きたいという女性等、いろいろな背景を持った方が推拿（すいな）整体を学んでいます。
皆さんはとても優秀で真剣に学ぶ姿勢に私も影響を受けることが多く、ともに成長していくという私の理想を満たしてくれています。

 

東京すいなアカデミーで推拿（すいな）整体をご指導することはお客様の健康を回復、維持する整体師の育成と推拿（すいな）の技術を広めることにあります。

 

通り一遍の方法ではなく生徒さん個人の特徴を生かして技術を習得できるように心がけています。

それが早く確実に技術を習得する一つの方法なのです。

この点については今までご指導してきた方法が間違っていないと確信しています。

 

ある時みんな本当に満足しているのだろうか？とふと思ったことがありました。

私の指導法、例えば手の使い方、理論の説明、思いやりの気持ち等についてちゃんと理解して自分のものに消化しているのだろうか？という指導者として基本的な疑問です。

 

何かを教えるときは生徒さんの気持ちを理解しなければなりませんが、モチベーションを持ち続けるのは本人の自覚に負うところがとても大きいので、こちらが“モチベーション”を口にしても相手には伝わりません。

 

技術も精神面もモチベーションを保ち、高めていくのは指導者としていちばん大切なファクターだと私は思っています。

一番重視しなければならないのは、指導する者の姿勢にあると思います。

指導者は「指標となって導く者」ですから生徒さん一人ひとりの学ぶ状況や背景を考えて教える必要があります。

 

生徒さんも勉強を始めるときは「やる気」が満ちていますが、少し経つと徐々にその気が下がってくることがあります。

一つには新しい勉強が難しくなってくることがあると思います。

やる気と勉強内容とは必ずしも一致しないので“その気”が下がってくるのかもしれません。

場所や雰囲気に左右されることがあるかもしれません。

 

東京すいなアカデミーには

エステのお店を経営している方、

心機一転新しいことに挑戦している主婦の方、

マッサージサロンで働きながら技術を磨いている方、

針灸や柔道整復の資格を持っている方　など

 

様々な方が来られます。

 

人は十人十色です。

学ぶ方の動機も状況も皆さん違っていますので、技術面ではその人に合った方法を見つけて体得してもらうことに重点を置いて、気持ちが途切れないよう個々にフォローしていきます。

 

幸いなことに皆さん優秀でモチベーションも下がらず、技術を習得して推拿（すいな）の内容と接客の気持ちを理解してくれます。

実践で大いに力を発揮していただきたいと思っています。

 

これからは「すいな」の根幹である陰陽五行を中心に、経絡とツボを使って「行動」していきます。

経絡とツボは目に見えませんが身体の機能を調節し、活発にする働きがあります。
経絡は”気”の通り道、ツボは”気”の出入り口、貯えるところとなっています。

 

症状や場所によってどの経絡とツボを使うか決まっています。

それは中国４０００年の歴史の中で培われた臨床と経験値から導き出されたものです。

 

「すいな」は東洋医学そのものです。

私たちが住む自然環境や生活、心の在り方にまで踏み込んだ”人を思いやる”健康維持法だと言えます。

 

最近では西洋医学にも東洋医学を通り入れるところが増えてきました。

現代医学に通じるものがあってとても興味深いものです。