ストレスによる体調の不良　－　自律神経の調整

自律神経は交換神経系と副交感神経系の２つがあり、心臓、血管、横隔膜、内臓、分泌腺を支配しています。

 

交感神経は脊柱の両側に隣接し、ストレスが溜まると交感神経が活発になってアドレナリンを放出し、抹消血管の収縮、心拍数の増加、腸の正常な運動の抑制、筋の過緊張などにより体調不良となって出現します。

 

副交感神経系は頭部と仙骨部に位置し、エネルギーの構築、食物摂取、同化作用に関与しています。

身体の安静と回復時に活動し、心拍数の減少、腸の正常な運動を刺激、消化液の分泌を促進します。

 

自律神経のバランスが崩れると、だるい、疲れやすい、やる気が出ない、冷え性、頭痛、肩こり、不眠、めまい、食欲不振、吐き気、便秘、下痢などの症状となって出現します。内臓、特に消化器系の内臓の問題があります。

 

 

「すいな整体」の手技の特徴は

副交感神経の刺激によってリラクゼーション状態が生じ、癒しと元気回復機能を促進することにあります。

そのために術者は優しく、静かな落ち着いた態度でお客様に接する必要があります。

 

施術の方針は脊柱と膀胱経が中心となります。

 

 

施　術　－　基本的には全身転運の施術と同じ

 

施術の前に必ず問診して原因を明らかにします。

 

Ⅰ．姿勢　　患者：伏臥位

 

○　背中全体に掌で軽擦

 

○　脊柱押圧　－　患者によって力加減に注意する

 

○　頚部から肩・背にかけて滾法

 

○　一側　T1~T7に按揉法

 

○　肩甲骨内縁（菱形筋の停止部）に按揉法

 

• 下肢膀胱経こん法

 

• 殷門・委中・承山に押圧

 

 

Ⅱ．姿勢　　患者：仰臥位

 

• 印堂に押圧後神庭まで両拇指推法

 

• 晴明に点穴、

 

患者の顔を右に傾けて

 

• 太陽・角孫を押圧

 

• 天柱押圧

 

• 胸鎖乳突筋に揉法

 

続いて患者の顔を左に傾けて

 

○　同上を行う

 

顔を上に向けて

 

• 肩井に按揉、押圧

 

• 肘にある小腸経の小海に押圧

 

• 手にある大腸経の合谷を押圧

 

• 足の脛部にある胃経の経絡を按揉する

 

 

 

終了

 

 

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