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東京ですいなスクールを始めた理由

東京ですいなスクールを始めた理由

2018/06/11

自立、独立は自分探し

 

今から15年前会社員だった私は、もともと独立志向が強かったのですが、なかなか実行できないまま悶々として会社員人生を過ごしました。

 

独立志向が強いということは会社という組織の中では浮いてしまい、上司からはいつも嫌味を言われ、出世も遅く(というより見放されて)、同僚より給料は低く、不満だらけの会社員でした。

 

あるとき社内で退職後のライフ設計というセミナーがあったので、なにかヒントがあるのではないかと思い受講してみました。

会社としては早期退職を促す目的で開催したセミナーだったので、上辺だけの資料でたいして参考にはなりませんでした。

しかしこれが「すいな(推拿)」という私の今の仕事探しのきっかけとなったのは事実です。

 

大きな書店で独立起業の雑誌アントレプレナーを立ち読みしては独立の意思が高まって行きました。

まだ何をやるかは決まっていませんでしたが、暇があれば書店で独立関連の本を探して歩きました。

フランチャイズの説明会にも数多く参加してみました。

無料セミナーにも参加しました。

 

決断力のない私は、相変わらずうだつの上がらない会社員のまま2年が過ぎて行きました。

あきらめの気持ちが出始めたころ、17件目のセミナーを受けた時にショックを受けました。

マインドセットの瞬間でした。

 

そのセミナーでは有名な保険会社の会長さんが講師だったのですが、言われた言葉がストンと胃の腑に落ちたのです。

それは起業は自分探しという言葉でした。

よく言われるフレーズですがいくつも受けたセミナーにはなかった「自分探し」という言葉が頭に突き刺さったのです。

先を急ぐばかりで自分が解っていなかったということに恥ずかしながらようやく気が付いたのです。

それからは謙虚に、自分はどんな人間なのか?を探していきました。

 

幼いときの記憶や家族構成、生活環境、小学校から大学までの学生生活、社会人になってからの行動や考え方など出来る限りの記憶を引っ張り出して自分を見つめ直してみました。

 

あるとき本屋さんで医療、健康関連のコーナーを眺めていたときに「代替医療」(だいたいいりょう)という小さな本が目に留まりました。

その本は中国医学、アーユルヴェーダ、オステオパシーから少数部族の慣習まで西洋医学以外の治療法についてコンパクトにまとめてありました。

西洋医学でなくても人間の体に及ぼす効果的な方法はいっぱいあって統合医療や代替医療として活用されることが望ましいという趣旨でした。

 

小さいころから大家族で過ごし、運動が好きでなんとなく健康というジャンルに関心を持ち始めて、ストレッチや健康法をつまみ食いしていた私にとってなにか新鮮で「あ、これいいかも」とその本を買って徹夜で読みました。

そこで初めて統合医療とか代替医療というものを知ったのです。

 

それからアンドリューワイル博士の「癒す心、治る力」や「人はなぜ治るのか」などの本を通して人の体が本来持っている目には見えない力の存在に惹かれて行きました。

(私は宗教や思想とは関わっていませんので念のため)

 

私は高校生のころから孔子や孟子、「敦煌」や「天平の甍」「三国志」などを読んで中国の歴史や東洋哲学に興味をもっていました。

 

そして「整体」を選びましたが、このときは全く迷いが消えて扉のない入り口をスーッと入って行ったのです。

会社の講習を受けてから迷い続けて3年6カ月、やっと次の生き方の入口にたどり着きました。

私の独立のコンセプトは、生涯現役で働くこと、健康に関する仕事をすること、人の役に立つ仕事、人材育成でお役に立つことでした。

 

学校選びは難しい

まず整体学校に通うことになりました。

体験説明会で東洋医学にもとづいた理論と手法を教えてくれるということで入学しましたが、いざ通ってみると理論は曖昧で、手法はカイロプラクティックに近いものでした。

自分が探していたのはこういうことではなかったと次第に足が遠のきあえなくドロップアウト、残ったのは受講のための借金でした。

新しい生き方のスタートでつまずいて、だらしなく6カ月ほどすごしていました。

 

私が「整体師になる」と言った時友人は“いまさらやめとけ”“ ”金にならない” などと反対して批判的な目で見ていました。

人がなにか新しいことを始めるときは必ず抵抗があるものです。

しかし唯一応援してくれた家族のためにもここでへこたれるわけにはいきません。

 

かつて体験に参加したことのある「推拿整体学校」のパンフレットを探し出してもう一度行ってみました。

池袋の13階建てのワンルームマンションで1階の入口がうす暗くガタガタ揺れるエレベーターで9階に上がって扉があくとすぐに部屋でした。

雑然としていて生徒はいるのか?と思いながら体験を受けることにしました。

そこは中国天津の大学と提携した「推拿学院」でした。

「すいな(推拿)」は鍼、漢方と並んで中国の三大医療のひとつだということを知りました。

 

20分程の体験でしたが受けている手技が今までにない感触で体の奥に入り込んできました。

中国医学、推拿とはっきりうたっていたのと受講料が低料金だったのですぐに入学を決めました。

誰に教わるか

 

会社に勤めながらの受講でしたので時間のやりくりには苦労しましたが早く退社出来る日は出来るだけ通い、土曜日日曜日は午前十時から午後五時まで学校に居座りました。

先生には「小野さんはサザエさんを見に帰るんだ」とからかわれていました。

この先生が私の「すいな(推拿)」を作ってくれた方でした。

 

先生は当時年齢は30代前半、インストラクターの課程を終えたばかりでした。

勉強熱心でいつも知識を吸収し、生徒に対して個別に対応してくれました。

年上の私に対してもいやな顔をしないで丁寧に教えてくれました。

 

私にはどうしてもできない手技があって何度もダメダシがありました。

先生は「小野さんもう合格にしましょうか?」と言ってくれましたが、先生と違ってはプロにはなれないと思い「もう1回やらせて下さい」とお願いしました。

 

かなりマジで練習した結果先生から“合格”をいただき、「よくがんばりましたね」というお言葉をいただいたときはひとつ自信ができました。

今ではその手技が私の得意技となっています。

 

あのときの先生の教えがいまの私のスクールの基本となっています。

 

スクール開設

池袋の推拿整体学院に1年通ってなんとか卒業できたと同時に私はすぐに独立しました。

 

スクールを卒業したらどこかのお店で修業をしてから独立というのが普通ですが私は敢えてしませんでした。

その理由は、東京で「すいな」を使える店がなかったことがいちばんに挙げられます。

スクールを卒業するまでに「すいな」と東洋医学にほれ込んだ私は「すいな」以外のお店に行きたくなかったのです。

お店によって使う手技が違います。

お店に勤める場合はお店のやり方に従わなければなりません。

当時は整体やマッサージのお店が乱立して手技も乱れていました。

今でも多いのですが、ただ強く押すだけというのが主流で指を傷めたりお客さんの体を傷めるのも事実です。

 

「すいな」は決して強く押したり揉んだりしないので安全であり、人体の成り立ちにしたがって施術をしますので安全で確実な手法です。

この安全、確実で、体を大切にする「すいな」を使わないお店に行く気はしませんでした。

 

とりあえずは自宅で開業して、出張もしました。

当時はあまりお客さんが来ませんでしたが、それでも時折来ていただいたお客さんに対して丁寧に、自分が知っている「すいな」を総動員して施術をさせていただきました。

 

独立をして5年、妻の両親が高齢になって病気がちになったのをきっかけに妻の実家近くに引っ越すことになりました。

引っ越しをきっかけに今まで自分が蓄積してきた経験と知識を活かして人に教えることにしました。

 

スクールを運営すれば“人材育成”にもなるし、「すいな」の普及にもつながります。

「すいな」をうたっているのに実際にはやっていない、やれないお店が沢山あります。

 

中国伝統の推拿という名前を聞こえがいいという理由で名乗っているところが少なくありません。

私の生徒さんの中で推拿のお店に行ったけど何をやられているのか分からないし、説明を求めても曖昧な返事しかなかった、という話はいくつも聞きました。

 

また、そういうお店に勤めても“ただ強く押せ”と言われて指や身体を傷めた生徒さんもいます。

店長ですら「すいな」を説明できないということでした。

これでは4000年の歴史を持つ優れた治療法も普及するわけがありません。

 

これからはどんな分野でも専門性が求められます。

「すいな(推拿)」の技術、理論を身につければおざなりではない整体の専門家として認められて価値が上がりますし、ありがとうと言われて人のお役に立てる人材として認められます。

 

なぜならば「すいな」は中国医学そのものであり、人体の成り立ちを良く理解して施術できる専門家だからです。

 

スクールの名称は「東京すいなアカデミー」としました。

 

私がスクールで教わったことと、10年間積み重ねた資料をすべて提供して必ず「すいな」の技術と東洋医学の理論を使えるようにご指導しています。

 

「すいな」は施術者とお客様がお互いに健康で生活を豊かにする東洋医学です。

私はスクールを通して皆様が豊かな生活を過ごされるよう願っています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

皆様のご健康を心よりお祈り致します。

 

 

すいなスクールを始めた理由を述べてきましたが、スクールの様子を見てみたいと思われた方はこちらをご覧になって下さい。

 

http://tokyosuina.jp

 

「すいな」についてのご質問はこちらからお願いします。

http://tokyosuina.jp/contact

 

 

 

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東京すいなアカデミー

【住所】
〒113-0001
東京都文京区白山1-22-14-102

【電話番号】
080-4072-0050

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