東京の整体学校なら東京すいなアカデミー | これまでのストーリー

中国生まれの良質な整体法である「すいな」を日本の文化にアレンジし、セラピストを目指される方々に届けることを使命とし、日々すいなの指導を行っております。自分の好きなことを仕事にすれば毎日が輝くのは間違いありませんが、人の体に触れる職業として勉強することも避けられません。しかし勉強することを苦痛とせず、楽しみながら取り組んでいただける環境づくりに尽力いたします。

勉強と聞くと中学や高校を思い出して拒否反応を起こしますよね。
その頃は、好きじゃない科目を勉強して何になるんだ、と反発ばかりしていました。でも、もう嫌いな勉強をする必要がありません。
あなたはやりたい勉強をやれるときにやれて、社会人として自分の目標に向かって知識をと技術を毎日楽しく身に着けていけるのです。
あなたが“やりたい”と思うことを勉強できるのはうれしいですよね。
毎日決められた時間に行く必要はなく、無意味と思われる勉強をする必要もなく、ひたすら暗記をして一夜漬けの勉強も必要ありません。
収入を得るため、人のお役に立つため、人生の節目に立って新しい生きがいを見つけるため、ご家族を健康にして幸せに過ごすため、人の体をよくするのが好きだからと動機は色々ですが、新しく何かに挑戦することはあなたの自立にとてもいいことです。

私は会社員を終えるとき、これからは手に技術をつけて、ひとりでできること、生涯現役で人のお役に経つことをやろうと決めました。
そして“自分を解放したんだ、好きなことができるぞ！これからは好きな勉強だけできるんだ”と嬉しかったのを覚えています。
私の人生始まって以来勉強がこんなに楽しかったことはありませんでした。
幼いころから祖父母との生活や、母が5年間の闘病生活の後に亡くなった経験から、自分も含めて健康面と肉体をよくすることに若い時から興味を持っていました。そして東洋医学に興味があったので「すいな」学ぶことに迷いはありませんでした。

いまから20年前は都内で「すいな」を教えてくれるところは一か所しかありませんでした。
やっとみつけたのはワンルームマンションの小さな民間スクールで、当時はまだ会社員だったので時間を捻出するのに苦労しました。
ただでさえ初めてのことを勉強することの難しさに加え、会社の用事で数ヶ月のあいだ休まなければならばいことがあり、力任せのやり方で指を傷めてしまい2か月休んだこともありました。また、ある手技が会得出来ないで課程を何度も合格できず、それでも講師の方や若い生徒さんたちが応援してくれて、土日の休みには手弁当で朝10時から夕方5時まで教室に入り浸っていました。
講師の方には「小野さんはサザエさんを見に帰るんだ」とからかわれていました。そんな状況で他の生徒さんが1年で卒業するところ、私は2年かかってしまいましたが、その2年間でいろいろなことを学ぶことができました。

スクールの入り口の壁に「人に触れることはその人の人生に触れること」という言葉があって、この言葉は今でも大切にしています。
技術や理論についても講師の方の熱心で丁寧なご指導と、自分より若い生徒さん方のまじめな勉強態度に助けられました。
好きな勉強ができるといっても難しさがあり、覚えが悪かった私は手技も理論も逆に若い生徒さんに助けていただきました。
人のお役に立つというのは大それた考えかもしれませんが、その小さな第一歩として好きな東洋医学の一端を学んで「すいな」の素晴らしさをこれから整体の世界に入りたい方に伝えていきたいと考えるようになりました。

 

私が通ったすいなの整体学校は中国の天津薬大学の「推拿」を東京で教えている整体学校でした。

２年間の通学を終えて何とか卒業できましたが、その後日本で「推拿」を実践し、ご活躍されている中国の李強先生や孫維良先生方の参考書をもとに研究を重ねました。

そして経絡と経穴（つぼ）が健康と美容に有効であることから、揉むだけの整体ではなく、”健康を回復し維持する経絡と経穴”に軸足を置いて「すいな」を進めてきました。

東京ですいな専門の整体学校をスタートしてから今までご指導した生徒数は１０７名です。

少ないと思われるでしょうが最初の３年間は生徒が集まらないで苦労しました。

その後毎年倍々で増えていきました。 東京すいなアカデミーは「すいな」を確実に覚えていただきたいので、直接教えたいという思いでマンツーマンの授業としました。

私は今まで一人でご指導してきました。

理屈だけで自分はやらない（できない）ただのスクールではなく、自分で使ってみて、結果を出し、効果が実証されたものを教えて来ました。

一人の生徒さんをマンツーマンで１２か月間教えるとなると、一度にたくさんの方を集めて教えるのは無理がありますので年間１０名程度になります。

指導時間は128,000時間を超えます。

おかげで卒業生はそれぞれの道で活躍されています。 

卒業後は2年間実地の経験を経て、家の引っ越しをきっかけにスクールを立ち上げました。
実地の経験が少ないことはあまり気にしませんでした。
自分が学んだ素晴らしい「すいな」を多くの人に知ってもらいたい、「すいな」を使える人を育てたいという思いでした。そして自分が学んだ経験から「すいなを楽しく学べる整体学校」を目指しました。

まず、資料作りからです。
学校の勉強資料と私が集めた資料を部屋いっぱいに広げて必要なものだけをピックアップしていきました。
それだけでも合計すると300ページを超えていました。
それを絞ってようやく100ページほどにしましたが、内容的には未だに理解しにくいところがあるので未だに修正を重ねています。

次に手技の選択です。「すいな」は、やる人の数だけ手技があるといわれるほどあって、私の知らない手技がたくさんあります。
その中で自分が得意な手技を4つに絞りました。
“たった4つ”“されど4つ”です。
この4つを覚えれば人の身体をほぐせる、しかも応用が利く、というものです。
初心者にいきなり10種類の手技を教えても使えません。
それよりも使いやすくて「すいな」を象徴する手技にしました。

次に理論です。
東洋医学ですから「陰陽五行」「気」「経絡と経穴」が必須です。
宇宙や大自然をもとに考えられた「中国医学」は理屈で割り切れないことが多く、“いったいどうしてこういうことを定義したんだ”という謎のようなことが多いのです。でも少しずつ理解していくと現代の私たちの生活に身近なことが多くて驚くことが多く、お医者さんでは治せないような症状を改善することも多いのです。

私は東洋医学を「悪魔の勉強」と呼んでいます。いったん踏み込んだら不思議な空間から抜け出ることができないからです。
それがいやな人はやらないほうがいいでしょう。
収入を得るため、人のお役に立つため、人生の節目に立って新しい生きがいを見つけるため、ご家族を健康にして幸せに過ごすため、人の体をよくするのが好きだから、こういう方のために、すいなを楽しく学べる整体学校「東京すいなアカデミー」がスタートしました。

自然の法則に則って“心と体”は裏切らない、というのが私の考えです。
中国の優れた整体法「すいな」をしっかりと日本の文化にローカライズして、届けること。
そうすることによって、いま現在、治療家志望の人の手助けができるのではないか。
そして、治療家のレベルが上がれば、人々の生活にとてもよい影響があるのではないか。
そのために、すぐれた「すいなセラピスト」を育てること。
これが「東京すいなアカデミー」が生まれたストーリーであり、存在意義です。

「すいな　が全て」
東京すいなアカデミー
小野秀樹

〇東京都出身
【趣味】合気道、釣り、スキー
【好きな作家】夏目漱石、井上靖、ジャックロンドン
【好きな言葉】あきらめない心、孤高